銀座で寛ぐという贅沢
ふふ 東京 銀座(前編)
銀座で寛ぐという贅沢
ふふ 東京 銀座(前編)

2025年11月、銀座に「ふふ 東京 銀座」が開業しました。都内屈指のロケーションにありながら、季節感と和のエッセンスがちりばめられたリゾート空間がひろがり、すべての客室には熱海から運ばれる天然温泉と風を感じる庭が備わります。日本の美意識は都会でどのような癒しを与えてくれるのでしょうか。

日本のもてなしを再構築する

スモールラグジュアリーリゾートとして全国に展開している「ふふ」。いずれも都市部からのアクセスが良く、それでいて日々の雑事から距離を取れる絶妙なロケーションが魅力です。その土地の風土と旬を堪能できる“日本リゾート”をコンセプトに、旅館のもてなしとホテルの快適さの良いところを融合させたサービスは新しいホスピタリティを感じさせます。「ときを味わう場所」を提供する「ふふ」が、ついに東京・銀座にオープン。銀座一丁目の中央通りに面した立地で、東京メトロ有楽町線の「銀座一丁目駅」と直結しています。扉の向こうには静寂を纏った大人の寛ぎが満ちていました。

静寂こそ、最上の贅沢

都心の「ふふ」は、ゲストにどのような体験を与えてくれるのでしょうか。総支配人の千葉 大祐(ちば だいすけ)さんにお話を伺いました。

「『ふふ』ブランドには2007年開業の『ふふ 熱海』から携わっていて、『ふふ 東京 銀座』というのは当時からの悲願でもありました。開業にあたってのコンセプトはすべての施設と同様に、その土地の魅力をいかに引き出すかに尽きるのですが、銀座という場所では一番難しい課題となりました。なにせ食をはじめ文化や芸術、ショッピングなど、その魅力は実に多彩です。しかも、すべてが世界のトップレベルなわけですから、どこかを切り取ることは難しいと考えました。そこで、いかなるゲストのご要望にも寄り添える多様性を軸に、銀座を普段使いされる方にも寛いでいただけるような場所を目指しました。食事にしろ会話にしろ、リラックスして過ごせるプライベートな空間と静寂こそが最上の贅沢だと捉えています。ここではどこまでも我が儘に、自分だけの時間を味わい尽くしていただきたいと思います」

庭と温泉が五感を満たす

客室は7階から11階の5層からなり、全34室。最もコンパクトな「スタイリッシュスイート」でも55㎡とゆとりのある広さで、庭から取り込む風と光が季節を感じさせてくれます。最大の特徴はすべての客室に檜を使用した風呂が備えられ、熱海から毎朝運ばれる天然の温泉を楽しめること。その昔、徳川家康は熱海の湯の効能を気に入り、江戸城まで運ばせていたと伝えられています。熱海は「ふふ」の原点でもあり、銀座の地にとってもこれほどふさわしい湯はありません。湯上がりに庭でビールでも飲みたいなとミニバーを開けると瓶ビールが置いてあり、旅情をそそる心遣いに思わずうれしくなります。窓を開けると心地よく澄んだ風が入り込み、しばしの休息に心がほぐれていくのを感じます。

銀座の新しい楽しみ方

銀座という街は多様なカルチャーを育む東京を象徴する街のひとつ。名店の鮨、老舗の洋食といった一級の店が集まり、ショッピングでは新旧の百貨店から高級ブランドのフラッグシップショップ、多彩な専門店などが軒を連ね、歌舞伎座や映画館、ギャラリーといった文化スポットも枚挙にいとまがありません。一転、夜になれば煌びやかなネオンに明かりが灯り、成熟したムードに包まれます。このコントラストが銀座の最大の魅力です。銀座に泊まって寛ぐという体験はそのすべてをいかようにでも楽しめるということ。朝、温泉に浸かってお部屋でゆっくり朝食をいただいてから、歌舞伎を観て帰る。それはいかにも東京らしい旅の贅沢だと言えそうです。

後編では、メインダイニングの日本料理「銀座がゆう」でいただくディナーや朝食、そして料理長のインタビューなどをご紹介いたします。

ふふ 東京 銀座

〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目7−10 ヒューリック銀座ビル
Tel.0570-0117-22

セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードが
ご利用いただけます。
https://www.fufutokyo.jp

SAISON Luxury Lounge上質と贅沢を好むあなたの好奇心を体験に変える場所です。
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