本物の音楽のある暮らしスタインウェイ＆サンズ SPIRIO 自動演奏ピアノが奏でる“神々の音色”

私たちの生活にさまざまな変化をもたらす、テクノロジーの進化。その影響力は芸術分野にも及び、新たな価値観や感動を生み出しています。この芸術とテクノロジーの融合として注目したいのが、ピアノのトップメーカーとして名高い「STEINWAY & SONS（スタインウェイ＆サンズ）」の自動演奏ピアノ「スタインウェイ&サンズSPIRIO」シリーズ。世界初のハイレゾ再生システムを搭載し、ピアノを弾く人はもちろん、ピアノを弾かない人も自宅でスタインウェイの音色を体感できるとして話題になっています。まさに、ピアノの新しい楽しみ方を提案すると言える革新的な自動演奏ピアノ。その魅力に迫ります。

“神々の音色”を生むこだわり

「プロのピアニストの95%以上のステージで愛用されている」とされ、世界主要ホールの9割以上で使用される、現代でも圧倒的な存在感を誇るピアノメーカー「スタインウェイ＆サンズ」。もともとドイツでピアノづくりを始めていた創立者のハインリッヒ・エンゲルハート・スタインヴェク（のちにスタインウェイと改名）は、新たな可能性を求めて息子たちとともにアメリカ・ニューヨークへ移住して創業。伝統的な製法と職人技に、工学や音響学などを応用することで技術革新を進め、現代ピアノの礎と言われるピアノを生み出します。圧倒的な響きと“神々の音色”とも称される比類のない美しい音色は、徹底したものづくりへのこだわりの産物です。

比類のない美しい音色の秘密

例えば、グランドピアノの外側に配される独特の美しい曲線を描く板「リム」は、「スタインウェイ＆サンズ」の重要な革新的技術のひとつ。外側と内側のリムを別々に製造するのが一般的ななか、「スタインウェイ＆サンズ」ではあえて一体成型で貼り合わせます。リムを一体成形型にすることで非効率な面はありますが、耐久性があって一台一台の木材の個性を活かしながら豊かな響きを作りあげるためには、この独特な製造方法を守ることが大切なのだそうです。こういったひとつひとつのこだわりが、多くの人の心に染み入る美しい音色を生み出しています。

虜になるスタインウェイ・マジック

自らもこの音色の虜になり、「スタインウェイ・ジャパン」でディレクター・マーケティング＆セールスを務める秋田文子さんは、次のように話します。「音の快感や音色に魅了され『スタインウェイでないと……』と、贔屓にして下さるピアニストも音楽ファンの方も多いです。一方で、ピアノ一台一台に音の個性がありますし、その人にしか出せない音というものもあると思います。『スタインウェイの音』というある一定の共通基準がある中でも、ピアニストによって、コンサートによって、音色の違いを楽しめるのがまた奥深いところですよね」。

名演奏をパーフェクトに再現

あのピアノコンサートのあのシーンで、あのピアニストにしか出せない音の響き……。一期一会とも言える音楽を、まさかというレベルで再現し得るのが自動演奏ピアノ「スタインウェイ&サンズSPIRIO」です。独自開発したハイレゾ再生システムを搭載し、ピアニストの指の動きやペダルポジションを細かく測定して高精細データで再現。iPad®にタッチすると、生演奏との違いを全く感じさせない音楽体験を楽しめるのです。コンサートホールでは離れた場所からしか鑑賞できなかった演奏を、目の前で体感するということも可能。音楽ファンにとって、こんなに贅沢なことがあるでしょうか。

クラシックからジャズまで幅広く網羅

プレイリストは現在4,500曲以上。バッハからベートーヴェン、ビリー・ジョエルに至るまであらゆるジャンルを網羅し、毎月アップデートされます。また、グレン・グールドやセルゲイ・ラフマニノフといった名ピアニストたちの演奏が、まるで蘇ったかのように再現されるのも驚きです。「あのピアニストが弾いているあの名曲、という風に作曲家や演奏者の個性を聞き分けられるのもこの自動演奏ピアノの魅力だと思います。イタリアのピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの演奏は特に楽しんでいただきたいもののひとつ。彼の非常に緻密な演奏がスタインウェイピアノで蘇る様子には、私もものすごく感動してしまいました」と、秋田さん。再生すると、濁りのない艶やかで繊細な音色が部屋のあちらこちらから響いてきて、鳥肌が立ちます。まさに、名ピアニストによるオリジナル演奏のニュアンスとパッションをそのまま表現。「電気で動いてはいますけれど、電子音とは全く違う、生のピアノの音に魂を感じます」という言葉に頷けます。

進化して録音・編集機能も搭載

「スタインウェイ&サンズSPIRIO」がさらに進化した「SPIRIO r（スピリオ・アール）」は、生演奏再生だけでなく、録音・編集も可能。好きな時に録音し、その演奏をそのままに追体験するという、これまでにないピアノの楽しみ方を可能にしました。
「『SPIRIO r』は、ピアノを弾く方が練習用に活用することもできます。自分の演奏がそのまま再現されるので、弾き方の癖を直したり、もっとこう演奏した方が良いなど、その場でチェックできるのも便利ですね」。AIの導入で学習の効率化が進むと言われるなか、芸術の習得にもテクノロジーがひと役買っているというのは興味深いことです。

弾ける人も弾けない人も楽しめるピアノ

ステイホームが続くなか、いつもの暮らしをもっと豊かにしたいと考える人が増えているのではないでしょうか。芸術性と最新のテクノロジーが見事に融合した「スタインウェイ&サンズSPIRIO」なら、家に居ながらにして本物の音楽芸術の一端に触れることが可能です。ピアノを弾く人も、弾けない人も一緒に楽しむことができることで、ピアノのある贅沢な暮らしがさらに彩り豊かなものとなりそうです。