沖縄本島の東海岸に位置する宜野座村(ぎのざそん)。手つかずの大自然と生まれたての朝陽は、琉球王国時代から続く悠久の営みを感じさせます。「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座」は、地域の素材を丁寧に仕立てたフランス料理が自慢のオーベルジュ。コバルトブルーの海に開かれた客室には、心地良い風が吹き抜けます。日本各地でホテルを展開するひらまつが解釈した沖縄の魅力をご紹介します。
日本屈指のリゾート地として人気を誇る沖縄。ホテルや商業施設の開発が盛んな西側に対して、東側には豊かな自然と長閑な雰囲気が残っています。観光リゾートとして美しい夕陽と賑やかな南国のイメージを打ち出してきた沖縄ですが、東部から北部に広がる「やんばる(山原)」を訪れると印象が大きく変わります。「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座」のある宜野座村は、そんなやんばるの入口にあたり、沖縄の原風景ともいえる大自然が広がります。那覇空港から車でおよそ1時間強のドライブは、リゾートタイムのスイッチにちょうど良いアプローチです。
ホテルに到着すると、そこに広がるのはパームツリーではなく自然の生命力に満ちた原生林。ジョージ・ナカシマの家具がよく似合うウェルカムラウンジをくぐると、正面には海と空のグラデーションがドラマチックに出迎えてくれました。アプローチを進むと客室よりも手前にレストラン棟があり、ここが大自然を舞台にしたオーベルジュであることを伝えます。潮風にさらされた琉球石灰岩の風合いや沖縄固有の「花ブロック」がアレンジされ、落ち着いた雰囲気が南国のムードによくあいます。デッキで風に吹かれながら、静寂とともに一服のお茶をいただいていると、どこか知らない国にたどり着いた異邦人のような開放感に包まれます。
レストランから始まったひらまつのサービスは、ホテルという時間軸になって一層心地良く感じるものがあります。それはゲストとの独特な距離感。旅館ほどは踏み込まず、ホテルより親しみを覚えるサービスは、リゾートにふさわしい心地良さを生んでいます。シニアマネージャーの山田 奈央子(やまだ なおこ)さんに、サービスの姿勢についてうかがいました。
「私たちはお客様に“ここに来て良かった”と思っていただくのが仕事です。それは、お問い合わせの電話一本でも同じこと。ほど良い大きさの規模感なので、どこか個人宅のようなくつろぎも感じますし、スタッフも連携を取りながら落ち着いてお客様に接することができます。つかず離れず、必要なときにはすぐそばにいる。余計な圧を感じさせずに、いつでもゲストと同じ目線でサービスを提供できるように心掛けています」
滞在のメインとなる客室は全部で19室あり、そのうち5室がヴィラタイプ。いずれの部屋もゆったりとしたレイアウトの室内は、落ち着いたインテリアでまとめられています。空間全体が外に向かってレイアウトされているのが特徴的で、視線が自ずとテラスの向こうに広がる景色へ誘導されます。滞在した部屋からは海岸線が望め、ジェットバスやデイベッドが備えられたテラスは居室の延長として機能します。外と内の境界が曖昧になっているのがなんともいえず開放的。時間や季節とともに移ろう陽の光や風を取り込むことで、自然との一体感を楽しむことができる空間設計です。ホテルの敷地からビーチに降りることもでき、キラキラと朝陽が輝くビーチで体験するヨガは自然との一体感を感じるアクティビティです。
そして、滞在を彩るもうひとつの主役が、木下 喜信(きのした よしのぶ)総料理長が手がける料理たち。ポール・ボキューズをベースとしたオーセンティックなフランス料理でありながら、宜野座をはじめとした沖縄の食材を巧みに取り入れています。その料理はどこか無国籍なおおらかさを感じさせ、シェフが心から楽しんで料理している様子がうかがえます。
「沖縄は一年を通して温暖なので、季節の変化や旬を感じにくいと思われがちですが、そんなことはないんです。近海で獲れる“美ら海マグロ”は季節ごとに採れる種類も脂のノリも全然違いますし、本土では作れないユニークな野菜や果物も豊富でとてもおもしろいんです。フランス料理の技法だけでなく、薬膳やお出汁の文化を取り入れたり、調理のやり方で味も食感も変わるので、生産者の皆さんと一体となって色々と挑戦しています。ともかく自分が“おいしい!”と思った感動をそのまま料理としてお出ししています」
滞在中には「一般社団法人 琉球伝統芸能デザイン研究室」による「琉球古典音楽鑑賞会」を体験することができました。「王の眠りを妨げない」というインドネシアのガムランのように、その音色はどこか儚げ。風に乗って優しく響きます。同じ三線でも、いわゆるカチャーシーのようなアップテンポの賑やかな曲とは違い、伸びやかで厳かな雰囲気を感じさせる琉球の調べにとても興味を惹かれました。総支配人の橋本 和貴(はしもと かずき)さんに、取り組みについてうかがいました。
「このホテルは若いスタッフも多く、新しいことをどんどん取り込んで良くしていこうというムードがあります。沖縄は知っていても、宜野座という場所はまだまだ知らない方も多いので、新しい沖縄の魅力を発信していきたいと思っています。こちらの言葉で“いちゃりばちょーでー(行逢りば、兄弟)”というのを教えてもらったのですが、とても優しい気持ちになる考え方だと思いました。私たちも遠慮せず、同じ想いで地元の方々とも積極的に交流しています。ここは少し不便な場所かもしれませんが、だからこそ穏やかな雰囲気と雄大な自然が待っています。普段の生活でできてしまったトゲのようなものが抜ける場所になるとうれしいですね」
沖縄本島には何度も訪れていますが、北東エリアは初めて訪れました。まだまだ手つかずののんびりとした雰囲気と静けさが何よりも贅沢に感じます。上質な空間と大人っぽい雰囲気に「こどもを連れてくるのは気が引ける」と話すと、総支配人の橋本さんが「ご家族連れでもダイニングにお通しします」と話していたのが印象的でした。「お子さまのことを気にされて個室を希望するお客様もいらっしゃいますが、私たちはそのときの状況でダイニングにお通しすることも多いです。レストランらしいサービス技術かもしれませんが、ゲスト同士が仲良くなるといったケースがよくあるんですよ」と、笑顔で話します。場を見て、人を見て、ゲストの喜びを第一に考えるサービス。リゾートという言葉は「何度でも出掛けたくなる場所」という意味のフランス語が語源ですが、この場所にはまさにふさわしい魅力が詰まっていました。
「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座」の特別なご優待をご用意いたしました。
[ご優待内容]
下記の2つのプランを10%割引にてご利用いただけます
【PT Magazine限定】沖縄のプライベートリゾートで美食を堪能/夕・朝食付
【PT Magazine限定】2連泊◇夕食1回付 美食リゾートで過ごす連泊プラン/1夕・2朝食付
[ご優待対象期間]
2023年9月30日(土)まで
※インターネット予約サイトと比較し10%引きの価格となります。
※お支払いは対象カードをご使用ください。
※料金は、お部屋のカテゴリーによって異なります。
※ご宿泊当日12時までのご予約が可能です。
※優待プランには除外日があります。予約サイトページにてご確認ください。
[ご予約]
下記、PT Magazine専用予約ページの【PT Magazine限定】が付いたプランよりご予約ください
PT Magazine専用予約ページ
[対象カード]
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
MileagePlusセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
freeeセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
全弁協セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
CPAセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
へきしんセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
へきしんセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
大和証券セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
みずほセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレスR®・カード
〒904-1301 沖縄県国頭郡宜野座村字松田1425番
Tel. 098-968-5600
予約受付時間:9:00~18:00
セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードが
ご利用いただけます。
https://www.hiramatsuhotels.com/ginoza/