プライベート感あふれるラグジュアリーリゾートブランドの「ふふ」など、全国で飲食店やレジャー施設を運営するカトープレジャーグループ。自由な滞在スタイルを提案している「GLAMDAY 」シリーズに、新たな旅のスタイルが誕生しました。今回ご紹介する「GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 山ノ麓/川ノ音」は、どちらも軽井沢駅からのアクセスが便利なロケーション。全室がヴィラタイプのホテルレジデンスで、一棟貸しによる自由度の高い滞在とバトラーによるフルアテンドのサービスを両立しました。ホテルと別荘の掛け合わせは、新しい旅の方程式になり得るのでしょうか。
日本のホテル文化は、戦後の高度経済成長と足並みをそろえるように成長してきました。その用途は主に地方から都市へ来る観光客やビジネスマンに向けたもので、やがてバブル経済とともに地方で観光ホテルやリゾート型ホテルが台頭してきます。近年はラグジュアリーな旅館からデザインコンシャスなカプセルホテル、町家を改装したホステルや街全体に機能を分散させた宿泊施設など、インバウンド需要も後押しする形で多様な市場が形成されています。そんな時代のニーズを敏感に察知し、的確にアプローチしている企業のひとつが株式会社 カトープレジャーグループ。旅館の新しい魅力を提案している「ふふ」ブランドなどで知られています。今回ご紹介する「GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE」は、プライベート感にあふれる一棟貸しと専属バトラーによるホテルライクなサービスが融合した新しいサービスが特徴的です。
「GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 山ノ麓/川ノ音」が開業したのは、日本有数のリゾート地である軽井沢エリア。その魅力はエリアごとに異なり、実に多彩です。KPG LUXURY HOTELS 部長の近藤 博史(こんどう ひろし)さんに、サービスを立ち上げた狙いについてうかがいました。
「私たちは日本の“おもてなし”をベースに、『つるとんたん』や『ふふ』などさまざまな事業を展開して参りました。軽井沢では2軒の『ふふ』に加え、スペイン料理店『José Luis Karuizawa(ホセ・ルイス軽井沢)』を擁する『TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN』、『つるとんたん UDON NOODLE Brasserie 軽井沢』などを運営しております。今回誕生した『GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 山ノ麓/川ノ音』では、こうした事業を通して実感したお客様のニーズを具現化したものになります。別荘を持つような自由度の高い滞在プランと質の高いバトラーサービスを融合させたことで、プライバシーとホスピタリティの両立という新しい旅の選択肢を増やすことができました。ホテルの都合に合わせた旅ではなく、お客様の理想のプランを実現できる選択肢になれば光栄です」
「GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE」は軽井沢駅から車で約3分の「山ノ麓」に5棟、旧軽井沢銀座商店街を抜けた矢ヶ崎川のほとりの「川ノ音」に2棟の計7棟。いずれも占有面積が200㎡以上と、軽井沢エリアの宿泊施設においても屈指の広さを誇ります。メインのリビングダイニング以外、トイレやバスルームの水回り、ベッドルームをそれぞれ2つずつ備えており、メインのバスルームにはサウナも完備。2家族での滞在や社員研修などの長期滞在でもストレスを感じることはありません。さらに、1組のゲストに1人、専属のバトラーによるフルアテンドのサービスを受けることができます。オーダーメードの旅行プランを相談することから始まり、食事の支度や提携レストランへの送迎など、その内容はまさに至れり尽くせり。それでいて滞在中は自分たちだけの時間を満喫できるのですから、旅先における自由度は格段に広がります。
滞在中の食事はさまざまな選択肢から選ぶことができます。ゲストの多様な要望に応える料理長、髙﨑 俊一(たかさき しゅんいち)さんにお話をうかがいました。
「もともと栄養士だったのですが、身体に良くておいしい食事を届けたいと思い料理人の道へ進みました。基本は日本料理がメインですが、薬膳や薪料理なども学んだことで食材への知識や味付けの幅が広がったように思います。ディナーは、レストラン棟でのお食事はもちろん、お部屋でもコース料理でのご提供が可能です。キッチンも付いているので、好きな食材を持ち込んでご自身でお料理を楽しまれるお客様もいらっしゃいます。ご希望があれば卓上でのBBQスタイルや、近隣のカトープレジャーグループが運営するレストランのご手配も可能なので、軽井沢の食を満喫していただけるのではないでしょうか。また、ご朝食はスープやグラタンなどを温めるだけの状態にして冷蔵庫にご用意しております。時間を気にせず、好きなタイミングでお楽しみいただけます。大切な方と一緒に、好きなものを、お好みのスタイルでお召し上がりいただく。それが食事を楽しむ最大の秘訣だと思います」
今回は客室でディナーを頂くことに。アペタイザーとシャンパンからスタートする本格的なインルームダイニングです。リビングルームで軽くつまんでいる間に、ダイニングでスタッフによる準備が整えられていきます。前菜に並ぶ小鉢は信州葱味噌のカステラや水蛸に生姜と梅の風味が効いたジュレ掛け、高菜寿司など創意工夫が凝らされています。信州野菜と蓮根真丈のお椀はお出汁の香りがなんとも食欲をそそります。茶えのきの歯ごたえが楽しく、野菜だけとは思えない満足感。鮪、烏賊、伊佐木を造り醤油で頂き、ナムルのような旨味の沁みたピクルスで口をサッパリとさせたら、肉料理はBBQスタイルでお願いしました。塩ダレにつけ込んだ牛タンなど、いずれも丁寧に下味が付けられ、絶妙な焼き加減がたまりません。締めの炊き込みご飯は蒲焼きのような風味が香ばしいフッコの山椒焼き。ホドイモのほっこりとした味わいとタデの香りがアクセントになり、心地良い“口福感”に満たされました。日本料理らしい素材の味を引き立てる引き算のおいしさと、どこか懐かしさを感じる旨味の足し算が実に贅沢な気分にさせてくれます。
食後もそのまま部屋で寛げる気楽さは格別です。少しゆっくりしようとテレビボードにリモコンを取りに行き、ふと気になって引き出しを開けてみるとカードゲームなどが用意されていました。思いつく限りの心づくしに思わず笑みがこぼれます。副支配人の大野 かおりさんにその話を伝えると「孫とゲームをするなんて夢のような時間だったと、喜ばれるお客様もいらっしゃいます」と、笑顔を見せます。
「『GLAMDAY STYLE』というコンセプトには、お客様の人生で最も魅力的な一日を過ごしていただきたいという想いが込められています。そのため私たちバトラーは、自分の担当するゲストのためだけにすべての時間を使うことが許されています。何かを頼まれる前に用意する、つかず離れず痒いところに手が届くサービス。それを“妖精のような存在になる”と、私たちは表現しています。その姿勢が信頼を生み、安心感に繋がるのではないでしょうか。現代においては、家族でさえ世代を超えて一緒に過ごす時間は限られています。ご自宅や別荘では手がかかり、ホテルや旅館では気を使う。家族旅行だけでなくとも、既存のサービスからはこぼれてしまう旅のニーズを感じていました。お客様の要望とその背景までしっかり考え、的確に応えていくことが私たちの価値だと考えています」
翌朝は少し早く起きて近所を散歩し、部屋に戻ってサウナと水風呂を満喫。ゆっくりとコーヒーを飲みながら用意された朝食を温めていると、自由な時間に心が解放されていきます。別荘は喧噪から離れて気軽に豊かな自然を満喫できる一方、管理の負担などが課題となっていました。ホテルは便利ですが、自宅のように寛ぐことは叶いません。プライバシーが保てる一棟貸しでありながら、滞在中のあらゆる世話を頼めるバトラーがいることは、旅の自由度を大きく広げてくれます。例えばビジネスの研修やゴルフ仲間との合宿、帰省の代わりに出掛ける親戚家族との旅行など、楽しい旅のアイデアがいろいろと湧いてきます。ホスピタリティに満ちた一棟貸しというスタイルは、これから贅沢な旅の選択肢になりそうです。
〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢字矢ヶ崎山1016-135
Tel. 0570-0117-22 (受付時間 10:00〜20:00)
セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードが
ご利用いただけます。
https://gs-hotelsuite.jp/yamanofumoto/
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セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードが
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