デスクワークを最高に心地良く
COFO
デスクワークを最高に心地良く
COFO

ビジネスパーソンが日々、多くの時間を費やすデスクワーク。ところで、いまあなたが眺めているパソコンのモニターの位置は最適ですか? 椅子の座り心地は快適でしょうか? リモートワークの普及から得た教訓を活かして、自宅や職場のワークスペースを働きやすい空間に整える人が増えているようです。それは、お仕着せの環境が仕事のパフォーマンスや健康にどれほど悪影響を与えるか、実感したからでしょう。オフィスファニチャーの開発で注目される「COFO(コフォ)」のオフィスを訪ねました。

ストレスフリーのモニターアーム

東京・東神田にあるモダンなオフィス。取材のために腰掛けた「COFO Chair Premium」の細かな調節機能と、その効果による座り心地の違いに驚かされます。「COFO Desk Premium」は、ボタンひとつで高さを自在に調整できる昇降機能付きのワークデスク。比較的どんなワークスペースでも仕事ができる身としては、これほど自分の好みに調整できる環境は新鮮な驚きでした。

そして取材陣が熱い視線を注いだのが、「COFO 無重力モニターアームPro」。公式サイトでの一般発売時には、開始10分で500台が完売したというベストセラーです。無重力を謳っているだけあって、操作は非常に滑らかでストレスフリー。モニターの向きや高さを指一本でスムーズに動かせます。ノートPCとモニター、さらにはダブルモニターなど、モニターを並べたときに高さが1センチでもずれると気になるというビジネスパーソンやクリエイターのハイレベルなニーズにも応えています。しかも、取り付け方法も画期的とあって、2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。

首のリフレッシャーからスタート

能率的なオフィス環境に最適なプロダクトを開発しているCOFOですが、実は健康家電から出発したリラクゼーションブランド。最初のヒット商品は首のリフレッシャー「Neck Pro」です。

「今でこそオフィス家具メーカーとしてのイメージが定着してきていますが、弊社の代表はもともとマッサージ機器の開発メーカーにいました。『Neck Pro』の説明を受けたとき、商品は悪くないけれど説明もぎこちないし、それほど売れないかもしれないなと思いました。でも『この商品を通して社会的な健康課題を何とかしたい!』と語る目があまりにもキラキラしていたのは印象に残っています(笑)」と話すのは、CO-FOUNDER & COOの丹野 祥子(たんの しょうこ)さん。当時は外部スタッフとしてマーケティングやファウンディングの手伝いをしていましたが、COFOの提案する商品とCOFOという企業自体に魅力を感じて正式に参画しました。

自分たちが欲しいワークチェア

「Neck Pro(ネックプロ)」に続く大ヒット商品が、「COFO Chair Premium」と「COFO Chair Pro」です。「首のリフレッシャーを手掛けていた健康家電の会社が、次に仕事用のチェアを作ると聞いたときは、正直『どうして?』と理解に苦しみました(笑)」と丹野さんは振り返ります。

その背景には、「手頃な価格で良い仕事用チェアがない」という社員のニーズや問題意識がありました。そこで、「ならば自分たちで作ってみよう」という発想に至ったそうです。「私たちは仕事中、ほとんどの時間を座って過ごします。体に負担がかからない椅子を普及できれば、ビジネスパーソンの健康にも貢献できるはず。冷静に考えると、椅子を作ることは、会社の方向性とブレていないんですよね」と話すのは、法人サポート部・広報部 マネージャーの髙山 ちなみさん。

ワークチェアの“ビジネスクラス”

空前のヒットとなった「COFO Chair Pro」の後継機として開発されたのが「COFO Chair Pro 2」。可動式ランバーサポートは近年身近な機能ですが、日本人の体型にジャストフィットするサイズ調整機能などが秀逸です。海外製の製品でサイズ感がいまいちだった方でも、体のカーブに合わせて腰全体をしっかりとサポートしてくれる細かな機能に納得するのではないでしょうか。前後にスライドできるシート部分や、大腿部や下半身への負担を軽減するカーブ構造も特徴的で、さらにアームレストは上下方向や前後左右の調整に加えて、リクライニング時には反転できるなど、PC作業や書き物、リラックス時といったどんなシーンにも対応。仕事のストレスを大幅に軽減してくれます。

そして、背もたれの角度は最大127度までリクライニングすることが可能。横になってリラックスすることができるため、「ビジネスクラスの椅子みたい!」と取材陣からも評判でした。「フットレストもついていて、仕事の合間のパワーナップ(昼寝)も快適です。弊社のスタッフも椅子の上であぐらをかいたり、食後に少し目を閉じたり、それぞれがパフォーマンスを発揮しやすい働き方をしています」と丹野さん。柔軟な働き方に対応するアイテムだと実感しました。

顧客の声を徹底的に反映させる

「COFO Chair Pro」が3万円台、「COFO Chair Pro 2」5万円台と、コストパフォーマンスも仕事道具としては魅力的です。その最大の要因は、直接サプライヤーから材料を仕入れているから。今でも社長や役員が直接現場と連絡を取り、国内やアジアなどの生産工場に足を運んで材料を調達しているといいます。さらに、ほぼ予約販売という販売形態を取っているため、倉庫管理費がかからずコストを節約できています。

「手頃な価格で理想的な椅子がない」という社員の問題意識からスタートしたワークチェア作り。しかし常に顧客の声に耳を傾け、そのフィードバックをしっかりと反映させていくことで進化してきました。毎回商品を出すたびに、何百人という顧客から直接聞いた“生の声”を製品に活かしているといいます。特に印象的だったのは「COFO Chair Pro 2」の開発理由のひとつに「小柄な女性にも使いやすいサイズや、足が地面につくような調整機能が欲しい」という要望があったということ。「COFO Chair Pro」よりもさらに高品質な素材を使用しているため価格は高くなりましたが、金額に見合った品質に応援購入サイトの「Makuake」で応援購入総額2億円を突破しました。

仕事の空間をマイペースに

デスクオプションのコンセントやノートパソコンを収納できる「COFO Desk Side Holder」、ティッシュ箱を机の下に設置し、見えないようにできる「COFO M.Tissue Case」も、顧客のニーズから生まれた商品です。丹野さんが「仕事のデスクが整っていると、気持ちが良いですよね」と話すように、COFOの商品を仕事に取り入れたことで、「前よりデスクに向かうのが楽しみになった」「朝、散らかったデスクを見て気が重かったけれど、今は仕事をしようと思えるようになった」といった声も届いています。

「仕事の空間をもっと“マイペース”にしていいのではないか、と思っているんです。自分の仕事場をもっと楽しんで、そのうえで効率化できることに貢献していきたいですね。とある会社の社員が社長に『COFO Chair Premium』が欲しい理由をプレゼンしたと聞き、職場環境を見直す動きや、仕事用の家具にこだわる傾向はこれからさらに加速していくと感じています。弊社の商品に限らず、それぞれの人が自分にとって心地良いデスクや椅子で日々仕事ができたら、どんなにすばらしいことでしょう」

新しい時代の、新しい働き方

加えて、「いろいろな働き方を提唱したい」と、丹野さん。事実、COFOの社員にはダブルワークや遠方で勤務をしているメンバーも多く、それぞれが自分のペースで自由に働いています。丹野さん自身も冬は上質な雪を求めて全国のゲレンデを渡り歩きながら仕事をしているそうです。その自由度は責任感にも繋がり、自律した職場環境はストレスが少なく、仕事のパフォーマンス向上にも影響を与えているようです。実際にCOFOのオフィスを見ていると、風通しの良さと自由な雰囲気が伝わってきました。どの社員の机周りも機能的でありながらその人らしさが出ていて、仕事に対して能動的な雰囲気を感じさせるのです。自分に合った環境で働けることがどれほど心身に心地良いことなのか、改めて感じる機会になりました。新しい時代の新しい働き方に必要なワークギアを生み出す「COFO」。今後の商品開発も楽しみです。

COFO

セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードが
ご利用いただけます。
https://cofo.jp/

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