日本のフランス料理界を牽引し続ける「ひらまつ」。レストランやカフェ、ウェディング事業に加え、2016年からは「THE HIRAMATSU」ブランドでホテル事業も手掛けています。6件目の宿泊施設であり、同ブランドのフラッグシップホテルとして2021年3月16日にオープンしたのが「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」。ひらまつが提案する「究極の美食体験」は、目の前の一皿に心が満たされる食のエンターテインメントといえそうです。
長野県北佐久郡御代田町は、軽井沢町と小諸市に挟まれた位置にあり、都心からのアクセスが良いことから、首都圏からの移住先としても人気を集めています。町の北部には浅間山の裾野が広がり、旧中山道の小田井宿として栄えた歴史を持ちます。さらにときをたどれば、縄文時代の住居跡や集落が数多く出土していることから、豊かな自然と肥沃な大地を求めて昔から多くの人々が暮らしてきた様子がうかがえます。晴天率が高く、夏でも過ごしやすい気候は、都会の喧噪を離れて日頃の疲れを癒やすのに最適な環境といえそうです。
「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」のコンセプトは“森のグラン・オーベルジュ”。美しいアプローチを抜けると、雄大な浅間山を背景におよそ6万㎡を超える広大な敷地が広がります。南向きの緩やかな丘には28室の客室を備えた本館に加え、愛犬と滞在できる「ドッグヴィラスイート」を含めた9棟のヴィラ、ウェルネスサロンを備えた「ANNEX」や焚き火を楽しめる屋外の「TAKIBIラウンジ」などがゆったりと配置されています。これらの施設やアクティビティは、すべてが37組のゲストのためだけに用意された、いわば美食のためのステージ。滞在そのものをフルコースで届けたいという想いに通じています。
エントランスは敷地の最深部となる本館2階部分。建設中に発掘されたという縄文土器に迎えられて奥へ進むと、御代田の大地が眼下に広がります。ふたつのダイニングを5階と1階に振り分けるなど、広がりを感じさせる導線設計が巧みです。フランス・ノルマンディーの教会を修復する美術家、田窪 恭治氏による林檎をモチーフにしたアート作品など、随所に配置されたアートが目を引きます。これらのキュレーションは「NUKAGA GALLERY」によるもの。信濃の雄大な大地の営み、縄文時代にも通じるプリミティブな「記憶の気配」をテーマに作品構成がなされています。レセプションラウンジで燃える薪の音や、湧き水で淹れられたハーブティーの香りに包まれるうちに、心と体が自然にゆるんでいくのを感じます。
「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」には、フラッグシップホテルとして新たな試みが取り入れられています。そのひとつが、キッチン付きの「ヴィラスイート」。キッチンを備えたリビングを中心に、左右それぞれにベッドルームと、水回りがあるため、ふた家族でもお互いに気を遣わずに過ごせます。愛犬と一緒の宿泊なら庭に専用のドッグランを備えた「ドッグヴィラスイート」がおすすめ。広々とした「テラスヴィラスイート」の90㎡を越すテラスは、まるで森の中のリビングルームのようです。すべてのヴィラは2ベッドルーム仕様で、家族や友人とゆったり過ごせる心配りは嬉しい限り。ワーケーションでの長期滞在もストレスなく過ごすことができそうです。木漏れ日のなか、大塩温泉の湯が楽しめる半露天風呂で、キリッと冷えたシャンパンをいただきながら過ごす朝は、まさに至福のひとときといえます。
もうひとつの試みが、本館の最上階に用意されたオールデイダイニング。朝食やアペリティフを楽しめるだけでなく、チェックイン前やチェックアウト後でもランチがとれるなど、多様な食のニーズに応えています。そして、1階のメインダイニング「Le Grand Lys(ル・グラン・リス/意味は山百合)」ではひらまつによるフレンチの新たなステージが幕を開きます。このふたつのダイニングによって繰り広げられる料理の数々は、地域食材を活かした“地産地消の新境地”を見せてくれます。森の散策路を散歩したり、のんびりと焚き火を眺めたり、ヨガやボディケアプログラムなど、ここで過ごす時間はすべて、最高の一皿を楽しむためにあります。
食を手掛けるのは料理長の柳原 章央さん。開業までの2年間にわたって御代田へ足を運び、現在はこの町で暮らしながら近隣の生産者と深い関係を築いています。「食材のリードタイムがとても短いことは御代田の魅力のひとつです。朝採ったブロッコリーを朝食に出せる環境はなかなかありません。しかも、食材の種類が豊富で、野菜から果物まで、旬の素材に困ることはありません」と、この土地で料理をすることの魅力について話してくれました。オーセンティックなイメージから脱却し、新しいフレンチの可能性を追求したい。それは、土作りからはじめたレストラン専用の温室からもシェフの意気込みと気概を感じます。美食家にとっての理想郷は、料理人にとってもまたしかり、といったところでしょうか。
取材時のメニューを一部ご紹介すると、食材はトリュフや鳩、ヒラメにオマール海老などフレンチの王道ともいうべきものでした。そこに、信州の豊かな自然の中で育った「佐久鯉」や「信州プレミア牛」、さらに林檎やトマト、ほうれん草やグリンピースなど地産の食材が加えられ、絶妙なマリアージュを繰り広げます。「アメーラ」というトマトを煮詰めたソースが合わせられた鳩料理の逸品は、まるで杏(あんず)のような酸味が肉の甘みと絡まり、忘れられないひと皿となりました。ぜひ、ひらまつのなかでも随一といわれる、ホテルのワインコレクションとのペアリングを楽しんでいただきたいところです。
柳原料理長は「ここでは堅苦しい雰囲気ではなく、お子様にも“楽しくて美味しいフレンチ体験”をしてほしい」と願っています。「例えば温室では四つ葉のクローバーを育てているのですが、サラダから出てきたら嬉しいかなと思って……。実は近隣の生産者の方からいただいたアイデアなんですけどね」と嬉しそうに話します。洗練を極めた味を引き立てるミニマルな盛り付けもさることながら、コース後半のデザートには驚くような演出もあり、その仕立てはまるで一遍の物語を読んでいるかのような体験でした。
総支配人の佐藤 智博さんに、御代田ならではの魅力をお聞きすると「食や工芸、自然や歴史など、多すぎてしぼりきれません」とのこと。「先日、お客さまからディナーのお肉が美味しかったので生産している牧場を教えて欲しい、と言われたことがあります。その牧場は一般向けには販売していないのですが、ご案内したところお肉を買うことができたそうで、とても喜ばれました。こうしたパッケージ化されていないサービスを通じて“ひらまつタッチ”を感じて頂けたら嬉しいですね」と、佐藤総支配人。今後はヴィラでホームパーティを開けるようにルームサービスを充実させたり、自然のなかでピクニックができるランチボックスを開発したり、その展望はどこまでもお客様目線を貫いています。
通常、オーベルジュといえば、自然に囲まれた郊外のレストランというイメージですが、これほど宿泊施設に力を入れたオーベルジュというのは、これまで訪れたことがありませんでした。しかし、ひらまつが究極の食体験を求めてやってくるゲストに対して向き合うと、「滞在のすべてを通してひとつのフルコースのように仕立てる」というコンセプトに辿り着きます。滞在するだけでなく、出発から帰宅まで、旅のプログラムをパーソナライズしてくれる「ひらまつコンシェルジュ」サービスもまたそのひとつ。その情報の広さと深さには驚くばかりです。「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」は、挑戦し続ける「THE HIRAMATSU」ブランドの集大成ともいえそうです。
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〒389-0201 長野県北佐久郡御代田町大字塩野375番地723
Tel.0267-31-5680(代表) 予約受付時間:9:00~18:00
※11月~4月の間は、周辺道路が凍結することがございます。
お車でお越しの場合は、スタッドレスタイヤの装着をお勧めいたします。
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