Beoplay H95 クラフトマンシップの粋を極めた逸品" />
北欧デンマークの音響機器メーカーBang & Olufsen(B&O)は、今年創業95周年を迎えた。その記念すべき年に発売されたのがフラッグシップヘッドフォン、Beoplay H95。B&Oが、サウンド、デザイン、クラフトマンシップの総力を結集して仕上げた“芸術品”は、96,000円(税込)という高価格にもかかわらず、最初に用意した在庫はたちまち売り切れ、デンマーク本社の幹部を驚かせたという。日本市場には、審美眼を備えた消費者が数多くいるようだ。
Beoplay H95を手に取ってみると、その重厚な手触りと自信に溢れたデザインに「さすがはB&O!」とうなりたくなる。美しく仕上げられたアルミニウム製のアームとスライダー。そのジョイント部分には、精密な角度調整用のヒンジが仕込まれている。ヘッドバンド部分は上質な牛革で仕上げられ、楕円形のイヤーパッドには贅沢なラムスキンが採用されている。精巧なアルマイト加工が施されたやや深めのイヤーカップは着脱式で、簡単にクリーニングできる。この深さなら、ピアスをしたままでも使用できそうだ。扱いやすい位置にあるダイヤルパーツは、右がボリューム、左がノイズキャンセリング用で、操作もなめらか。たっぷりしたサイズでありながら、小さく折り畳むことができる。付属のアルミ製キャリングケースの質感にも驚きだ。
Beoplay H95を装着してみると、全体にゆったりしたつくりで、タイト感は少ない。金属を多用しているせいか、それなりの重さは感じるが、ヘッドバンドやイヤークッションに形状記憶フォームが仕込まれているので、肌触りがソフトで疲れにくい。ノイズキャンセリング装置を働かせていても、1回のフル充電で最大約38時間の連続再生が可能というから、長時間にわたるフライトやオンラインミーティングでも安心。通話時には、左右に2つずつ、計4つのマイクが仕込まれているので、クリアな音で相手とやりとりできる。肝心のサウンドは、B&Oならではのフラッグシップサウンド。B&Oのトーンマイスターが入念にチューニングした原音に近い音で、クセのない上品な音色を奏でる。ネオジウムマグネット駆動の40mmチタンドライバーを採用しているからか、ヘッドフォンのセンターからピンポイントで直接、鼓膜に波動を送ってくる感じ。この力強いダイレクト感は、音をより生々しく感じさせる。専用アプリにはイコライザー機能が組み込まれているので、好みの音質にセットすることができ、カスタマイズした音を楽しむこともできる。
B&Oの音は、伝統的にBGMサウンドに適しているといわれる。1日中、音楽を流していても疲れにくく、澄みきった透明感のある音は上品で素直。ジャズでもクラシックでもロックでも、折り目正しい音で聞かせてくれる。これを物足りないと感じる向きもあるようだが、こうした音作りは、北欧の生活文化に根ざしているところに理由がありそうだ。彼らはもともと、多くの時間を家庭で過ごす。友人知人を家庭に招いて、一緒に過ごすのが大きな楽しみである。そうした時に流れる音楽は、照明のような心地よさが大切になる。低音域や高音域にバイアスのかかったクセのある音は、とても万人向きとはいえない。そのためB&Oの音は、TVと組み合わせたとき、最も優れた特質を示すとされる。
B&Oがデザインに力を注ぐのもまた、同じ理由によるようだ。わが家に人が訪れるとき、音響装置もまたインテリアの一部となる。スピーカーは単なる四角い箱であってはならず、デザイン性が盛り込まれた美しい家具、もしくは個性的なオブジェでなくてはならない。訪問客は音を耳で楽しむだけでなく、目でも楽しむことになる。さまざまな素材と形、意表を突くメカニズムと最新のテクノロジー。それを支える高度なクラフトマンシップと美意識が、B&Oの95年間を作り上げてきたのだろう。音楽は好きだが、オーディオルームを持つほどのマニアとはいえない身にとって、B&Oの商品コンセプトや誇張のない音作り、優れたデザインは、なぜかピッタリくる。何より、美しい。
最近のB&Oは、モバイルの分野にも力を入れている。とりわけ、ポータブルスピーカーのバリエーションの豊かさには目をみはる。iPhoneなどからもイヤホンジャックが取り除かれてしまうほどBluetoothが普及し、ストリーミングやダウンロードで音楽を楽しむのが一般的になっている。おかげで、ワイヤレスのスピーカーは出番が多くなった。ワイヤレス給電ステーションを内蔵したボックス型のBeolit 20(59,900円・税込)なら、Qi 規格に対応したスマホやイヤホンなどのデバイスを充電できるので実に合理的に音楽を楽しめる。
壁にかけられるBeoplay P2(20,269円・税込)や丸型のBeosound A1 2nd Gen(29,900円・税込)などは、手頃な価格で高音質が楽しめると人気だ。車の中にぶら下げて音楽を流すと、カーオーディオでは得られない、サラウンドのような臨場感が楽しめる。乗車している全員が一緒に音楽を楽しむ……これこそB&Oにふさわしい楽しみ方と言えそうだ。
オーディオの世界はかつて、メカ好きの男の世界だった。女性がスピーカーのインピーダンスがどうとかこうとか、議論している風景は見たことがない。時計やカメラ、クルマ、バイクなど、機械をいじるのが好きなのは男と相場が決まっていたようだ。「最近は女性のお客様がとても増えています」というのはB&O銀座店店長の今関康子さん(写真右)。「ランニング用のイヤフォンを探しに見えたり、インテリアに合うワイヤレススピーカーを購入したり、入りやすい雰囲気のせいか、女性のファンも多くなりました」と今関さん。B&O広報の鈴木美夕さん(写真左)も「カラーバリエーションが増えて、女性の好む商品も数多く登場しています。Beoplay H95にもブラックと同時にミストグレーが登場して、女性にも好評です」という。オーディオ製品はこれまで「黒モノ家電」と呼ばれてきたが、そうした時代も徐々に去りつつあるようだ。
対象期間中に、「バング&オルフセン 銀座」で「Beoplay H95(96,000円・税込)」をご購入いただいた先着10名様に、Qi規格対応ワイヤレス充電器「Beoplay 充電パッド(13,037円・税込)」をプレゼントいたします。
※色はお選びいただけませんので、ご了承ください。
※商品がなくなり次第終了となりますのでご了承ください。
[対象条件]
プレゼントは「バング&オルフセン 銀座」でのみ対応します。
PTマガジンを見たとお伝えのうえ、対象カードでお支払いください。
[対象期間]
2021年3月31日(水)まで
[対象カード]
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
MileagePlusセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
freeeセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
全弁協セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
CPAセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
へきしんセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
へきしんセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
バング&オルフセン 銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目7-18
Tel. 03-6263-8957
https://www.bang-olufsen.com/ja