古から旅人を癒やしてきた宿場町の宿
BYAKU Narai
古から旅人を癒やしてきた宿場町の宿
BYAKU Narai

日本最長の宿場町として独自の街道文化を形づくってきた長野県の奈良井宿。2021年8月、この場所に誕生した新しい宿が「BYAKU Narai」。分散型ホテルというスタイルを生かし、ゲストに奈良井宿を丸ごと楽しんでもらうことを提案しています。歴史が息づく町並みや郷土料理などを、旅の先にはさまざまな体験が用意されていました。古来より多くの旅人を癒やしてきた宿場町でのひととき。そんなタイムトラベルのような体験をお楽しみください。

江戸五街道のひとつ、中山道

徳川幕府二代目将軍の秀忠によって定められた五街道は日本橋を起点として、東海道、日光街道、奥州街道、中山道、甲州街道が整備されました。そのうちのひとつ「中山道」は、日本橋から内陸経由で京都の三条大橋までいたる全長534kmの街道です。江戸最寄りの「板橋宿(仲宿)」からはじまり、道中には全部で69箇所の宿場町があります。奈良井宿はその真ん中にあたる34番目の宿場町。現在の長野県塩尻市に位置し、「奈良井千軒」と言われるほど繁栄した当時の町並みが「重要伝統的建造物群保存地区」として保存されています。

地域に宿る百の物語を伝える

400年以上の歴史を持つ日本最長の宿場町に誕生したのが「BYAKU Narai」。宿泊施設は仲通りに離れて二軒ある分散型で、敷地内には客室以外にも酒蔵やバー、温浴施設など複数の業態で構成されています。

「BYAKU(びゃく)」というユニークなネーミングの由来は、「宿」という文字からきています。「古来より街道沿いの宿場町は長旅に疲れた人々を癒やしてきました。“宿”と言う字は、家と人を意味するウ冠と人偏に“百”という数字が組み合わされていますが、それこそ百の家と百の人が集う宿場そのものを表しており、そこでは各地の文化が混ざり、さまざまな物語が生まれたことでしょう。歴史あるこの場所で新しい試みに挑戦することは簡単ではありませんが、わたしたちはこの素晴らしい街の魅力を大切に繋いでいきたいと思っています」とは、支配人の高山 京平(たかやま きょうへい)さん。お父様の実家が塩尻市ということもあり、準備段階から参画しました。

200年の時の重みを感じる客室

客室棟は街のシンボルであった「杉の森酒造」の伝統的建造物を「竹中工務店」が設計した「歳吉屋(としよしや)」と、「曲物」職⼈の住居を「旧豊飯豊衣(ほいほい)民宿」として活用していた建物を「株式会社ツバメアーキテクツ一級建築士事務所」が設計を手がけた「上原屋(うえはらや)」の2箇所。敷地内は奥へと広く、木曽山脈を望む小径が風情を感じさせます。

杉の森酒造の母屋にあたる二階部分を改装した「百二」からは仲通りが望め、江戸時代に伐採が禁じられたという木曽五木のひとつ「アスナロ(ヒバ)」の浴槽でバスタイムを楽しめます。また、「百七」は力強い海鼠壁が印象的な土蔵を改装したもので 、露天風呂を備えたメゾネットタイプ。床板は長野五輪の金メダルを手掛けた漆の産地「木曽平沢」の職人が漆で麻布を塗り固めたもの。150年前の「箱階段」や土壁など、当時の建築様式を随所に活かした佇まいに落ち着きます。歳吉屋のお部屋は外観とは裏腹に内部は床暖房など最新の設備が整っており、滞在は快適そのものです。

土地の生命力をまるごと頂く「嵓 kura」

メインダイニングは酒造りに使われていた空間だった場所。高い天井から吊されている照明は、昔の酒造りに使われていた「一斗瓶」を再利用しています。コース仕立ての料理は食材の滋味を堪能できるもので、迫力ある味わいにこの地域の生命力を感じます。

「信濃雪鱒を使った“水明”や20種類以上の野菜を炊き合わせた“里山”など、食材は毎朝シェフが4〜5時間かけて直接生産者のもとをまわって手に入れたものばかりです」と話すのは、レストランマネージャーでソムリエの荒木 慈孝(あらき よしたか)さん。奈良井の気候と風土、そして人が育てた食材に、地域で受け継がれてきた生活文化を現代風に解釈した料理の数々。とりたてて高級な食材を使用しているわけではないのに、なんとも贅沢な気分にさせてくれます。「朝起きて来たゲストの表情がはつらつとしている」と言うのも頷けます。

伝統を継承し、最新設備とともに再生した「suginomori brewery」

ダイニングの奥に見えるのは、「suginomori brewery」として再生した酒蔵。1793年に創業した「杉の森酒造」を株式会社Kirakuが事業承継したもので、京都・伏見の「松本酒造」で杜氏を務めてきた松本⽇出彦(まつもと ひでひこ)氏をアドバイザーに、新しい⽇本酒のブランド「narai(ナライ)」を杜氏 入江将之(いりえ まさゆき)のもと展開します。“日本一標高の高い蔵元”と言われた立地を活かし、天然の山水を使用して作られる新酒は2022年1月に登場予定。「山に囲まれた奈良井宿は水系が複雑に入り組んでいて、いろんな場所の水で仕込むことによって酒の味が変わるかもしれません。どんな味に仕上がるか、いまから楽しみですね」と、支配人の高山さん。出来上がったお酒は、味噌蔵だった建物を改修した「TASTING BAR suginomori」で飲むことができるとのこと。地域の魅力を伝える絶好のツールとなりそうです。

仕込み水に浸かる贅沢

その「suginomori brewery」の仕込み水と同じ、信濃川の源流である⼭の湧⽔を引き込んだ大浴場が「⼭泉SAN-SEN」です。柔らかな水質が疲れた身体に心地よく、温泉とはひと味違うさっぱりとした湯浴みは格別です。奈良井宿には全部で6つの水飲み場があり、それぞれ水系が異なるため水質も変わるといいます。かつては中山道を往来する人々の喉を潤し、いまなお地域のライフラインを担う天然水は長い年月をかけて木曽山脈で磨かれたもの。「地域の人や、他の宿に宿泊するゲストにも、奈良井宿の魅力として共有していきたい」と、今後はレストラン「嵓 kura」、「TASTING BAR suginomori」とともに宿泊客以外にも開放される予定です。ゲストと地域住民の交流が期待されます。

地域の宝を活かして

館内の随所には「百の物語」を記したカードが配置され、この地域や歴史にまつわるエピソードに出会うことができます。それは「奈良井宿に眠る宝を見つけるための地図のようなものです」と、高山さんは話します。そのカードをヒントに街を散策してみると、数百年前に人々が行き交っていた中山道沿いの杉並木に出会ったり、立派な松の古木を見つけたりと、この街に奥行きを感じる体験ができました。それは奈良井宿が郷土の営みをいまに伝える“生きた街”だからこその体験と言えそうです。この道を遠い祖先が歩いて旅していたかもしれない。新しい街のシンボルとなった「BYAKU Narai」で古の旅人に想いを馳せていると、宿場町に灯る明かりがいっそう温かく癒やしてくれる気がしてきます。

ご優待

塩尻市内のワイナリーからセレクトしたボトルワイン1本、もしくはワイン用ぶどうのメルローとシャルドネを贅沢に使った、信州桔梗ヶ原産プレミアムジュース(赤白2本)のどちらかをお選びいただき御進呈させていただきます。
宿泊予約到着日の約7日前を目安にご予約確認の電話をさせていただきます。その際にワインまたはプレミアムジュースのご希望をお聞かせください。

[対象条件]
・お電話またはメールでご予約の際は、「PTマガジンを見た」とお伝えください。
・WEBでご予約の際は、「その他、懸念事項やご要望があればお知らせください」欄に【PT優待】とご記入ください。
・各予約サイトからご予約の際は備考欄やご要望欄に【PT優待】とご記入ください。

※お支払いは、セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードがご利用いただけます。
※他の特典付プランとの併用はできません。

[ご予約方法]
ご予約は、電話、メール、予約サイトからお願いいたします。
・予約電話番号:0264-34-3001(受付9:00~20:00)
・メールアドレス:info@byaku.site
公式予約サイト
・その他予約サイト(一休.com、じゃらん、楽天、Relux)

[対象期間]
2022年7月31日(日)までに当館へご宿泊予約をお申込みされた方

BYAKU Narai

〒399-6303 長野県塩尻市奈良井551-3
0264-34-3001 (受付時間10:00-17:00)
セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードがご利用いただけます。
https://byaku.site