食と癒しの二泊三日
ひらまつという口福(前編)
食と癒しの二泊三日
ひらまつという口福(前編)

最近は国内旅行でも、ゆったりと寛げる長期滞在が注目されています。滞在中の楽しみはさまざまですが、とりわけ食のエンターテインメントは重要です。癒しの空間でシェフの技と旬を堪能する旅は、いまもっとも求められているトラベルスタイルと言えそうです。 「THE HIRAMATSU 京都」を中心に、日本のレストラン文化を牽引してきた「ひらまつ」を味わい尽くす二泊三日の旅をご紹介します。

ひらまつを食べに行こう

1軒のレストランからはじまった「ひらまつ」は、その土地の特長を活かすホテル「HIRAMATSU HOTELS」ブランドも人気を集めています。2020年3月にオープンしたのが「THE HIRAMATSU 京都」。京都は、ホテル内の「割烹 いずみ」とイタリア料理の「リストランテ ラ・ルーチェ」、東山に料亭「高台寺 十牛庵」とフランス料理の「レストランひらまつ 高台寺」という多彩な料理人の腕を堪能できる場所です。東京から新幹線なら2時間余り。朝に“ひらまつを食べに行こう”と思い立っても、ランチにはじゅうぶん間に合います。

京都随一の眺望「レストランひらまつ 高台寺」

最初に向かったのは、「レストランひらまつ 高台寺」。豊臣秀吉と北政所“ねね”が愛した東山の高台寺は、今なお美しい街並みに悠久の歴史と風情を残すエリアです。「京都のなかでも正統派のフランス料理を楽しめるレストランとして残していきたいですね。ウエディングシーンでも人気なので、料理だけでなく特別な時間を彩るサービスにも力を入れています」と、支配人でシェフソムリエの池田 幸史(いけだ こうじ)さん。赤い壁のアプローチを抜けると、ミロの絵画とメインダイニングから一望できる京都市内のコントラストが印象的です。「八坂の塔」が眼前に広がるテラスでのランチタイムは絶景で、京都でも貴重なロケーションのひとつです。

クラシックを召し上がれ

料理長を務めるのは小林 泰士(こばやし やすし)さん。西麻布の「レストランひらまつ レゼルヴ」で食べた「フォアグラのテリーヌ」に感動し、全国のひらまつで修行。“これぞフレンチ!”と呼びたくなる、トラディショナルな食材とソースのマリアージュが特徴です。

「オーベルジュ・ド・リルはアルザス、ポール・ボキューズはリヨンといったその土地の食材を活かしています。私もこの土地の食材と王道のフランス料理を組み合わせて、クラシックなフランス料理を求めるお客さまに喜んでもらいたいと考えています。100年続いたくらいでは老舗とは呼ばれない京都ですが、特別な時間を過ごすのに相応しいサービスと料理を提供し続けることで“フランス料理の老舗”と呼ばれるようになりたいですね」

ひらまつ初のアーバンホテル

オーセンティックなフレンチに満たされて向かうのは、洛中室町三条上ル。かつて幕府が置かれていたこのアドレスを聞けば、京都のなかでも特別な場所であることが伺えます。そんな京都の中心地に誕生したのが、「THE HIRAMATSU 京都」。高台寺から3kmほどの距離にあり、築120年の京町家の風情はそのままに、現代的な快適さを備えた小さくて贅沢なホテルです。総支配人の岡本 圭司(おかもと けいじ)さんに、お話を伺いました。

「食と空間を通じて、京の神髄に触れて頂ける場所を目指しました。高台寺ひらまつと合わせてひらまつの集大成といえる食体験があり、ゆったりとした空間では細部にこだわることで内に広がる雅な世界観を表現しています。レジャーでもビジネスでも“気随もの(自由気ままなひと)”として過ごして頂ければ嬉しいです」

数寄屋建築の名工によるしつらえ

築120年の京町家は、かつて呉服商だったもの。再構築を監修したのが「中村外二工務店」。お客さまを迎えていた「表屋」は建物自体を持ち上げて補強され、「糸屋格子」を残した外観は、心地よいプライベート空間へ誘う結界のようでもあります。玄関から裏庭に吹き抜けている「走り庭」、一度解体して再度組み直した「蔵」など、かつての商いと暮らしの名残は残しつつも、内部はホテルとして洗練された仕上がりになっています。

特筆すべきは館内の随所にレイアウトされた「庭」です。表屋(フロント)と「割烹 いずみ」の両面から眺めることのできる「松の庭」、ホテル中央の竹林が風流な「竹の庭」、そして多くの客室には「坪庭」がしつらえられています。都市にありながら四季を感じ、日々の移ろいを繊細に感じ取る。それを食事や着るものなどの生活に取り入れる日本の文化が息づき、まさにわたしたちが忘れかけている美意識の源流を感じさせる空間です。

京の風情を楽しむ「割烹 いずみ」

部屋で少し寛いだら、夕食は京都らしい日本料理をいただきます。「割烹 いずみ」や料亭「高台寺 十牛庵」など、ひらまつの日本料理が楽しめるのは京都だけ。「松の庭」を背景に、檜の一枚板のカウンターがなんとも清潔な雰囲気で、“ひらまつの日本料理”に期待が膨らみます。レストラン支配人の高橋 育実(たかはし いくみ)さんによれば「以前にご宿泊頂いたお客さまから、ご会食などお食事のみのご予約をいただくこともある」とのこと。長期滞在での選択肢としてだけでなく、京都で気軽に日本料理を楽しめる食事処としても重宝しそうです。

ひらまつの日本料理と出合う

料理長を務めるのは、「高台寺 十牛庵」の出身でもある小泉 壮登(こいずみ まさと)さん。仕込みの水から自分で調達するなど、地域に根ざした食材に真摯に向き合う姿が印象的でした。

「すぐ近くに千利休も愛用したと言われる名水“柳の水”というのがあり、食材との馴染みが良く、いい出汁が取れるので毎日汲みに行っています。フランス料理はソースや肉、イタリア料理なら小麦を使ったパスタなど、それぞれのシェフが特徴を出しているなかで、日本料理はやっぱり水と魚だと思うんです。この美しい庭を前にして、日本酒とお刺身でゆっくりと寛いでもらう。そんなひらまつも知ってもらえたら嬉しいです」

明日も“ひらまつ”という快感

新鮮な日本料理に舌鼓をうって、そのまま客室へ上がる。明日もひらまつの美食を堪能できると思うと、オーベルジュとはまた違った独特の高揚感に包まれます。居心地の良い空間で寛ぎ、こころゆくまで美食に浸る。これほど、心と身体を癒してくれるものはありません。

次回は滞在の舞台となる客室と、ひらまつの料亭「高台寺 十牛庵」、そしてイタリアンの「リストランテ ラ・ルーチェ」をご紹介します。

ご優待

「THE HIRAMATSU 京都」の特別なご優待をご用意いたしました。

[ご優待内容]
「1泊 夕食付+朝食付」を正規の料金から5%割引にてご利用いただけます。

夕食は下記の4つよりお選びいただけます。
「リストランテ ラ・ルーチェ」
「割烹 いずみ」
「高台寺 十牛庵」
「レストランひらまつ 高台寺」

[ご優待対象期間]
2022年8月31日(水)まで

※お支払いは対象カードをご使用ください。
※料金は、お部屋のカテゴリーによって異なります。
※3日前までのご予約が可能です。

[ご予約]
公式サイト予約ページ(左記サイトでは5%割引での料金を反映しております。)

[対象カード]
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
MileagePlusセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
freeeセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
全弁協セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
CPAセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
へきしんセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
へきしんセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
大和証券セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
みずほセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレスR®・カード

THE HIRAMATSU 京都

〒604-8174 京都市中京区室町通三条上る 役行者町361
Tel. 075-211-1751

セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードがご利用いただけます。
https://www.hiramatsuhotels.com/kyoto/

割烹 いずみ

〒605-0826 京都府京都市中京区室町通三条上る 役行者町361 Tel.075-211-1751 (ホテル代表)
営業時間:公式HPよりご確認ください。
定休日:不定休
*宿泊以外のお客様もご利用が可能です

セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードがご利用いただけます。
https://www.hiramatsurestaurant.jp/izumi/

レストランひらまつ 高台寺

〒605-0826 京都府京都市東山区高台寺桝屋町353
Tel. 075-533-6063
営業時間:公式HPよりご確認ください。
定 休 日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日に振替)

セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードがご利用いただけます。
https://www.hiramatsurestaurant.jp/hiramatsu-kodaiji/

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