寝具を誂えるという贅沢な投資
寝具御誂専門店 IWATA
しんぐおあつらえせんもんてん いわた
寝具を誂えるという贅沢な投資
寝具御誂専門店 IWATA
しんぐおあつらえせんもんてん いわた

不眠症などの睡眠障害が社会的な問題として取り沙汰されるようになって久しいですが、外出の自粛が叫ばれる昨今では、さらに生活のリズムが崩れがち。元気に一日を過ごすためには、ぐっすり眠れたかどうかが大切です。良い眠りから目覚めた朝は、身体も頭もスッキリ。一日を活動的に過ごすことができれば、その夜もまた心地よく眠りにつくことができます。その繰り返しが毎日を充実させてくれるなら、自分の好みに合わせた寝具を誂(あつら)えるということは、最高の贅沢であり人生への投資とも言えそうです。

日本最古の寝具御誂専門店

IWATAの歴史は、江戸時代の天保元年(1830年)に京都の三条通りから始まりました。蒲団(ふとん)がまだ一部の高貴な人々にしか使われていなかった時代に、「岩田蒲団店」では綿の寝具を販売。当時から新しい物が好きな人が多かった京都で、いままでにない快適な寝心地は注目を集めたといいます。以来、190年以上にわたって国内での一貫製造にこだわってきたIWATAは、日本で最も古い寝具御誂専門店のひとつです。

快眠術の専門家

現在、IWATAの代表取締役社長を務める岩田 有史さんは、快眠術の専門家でもあります。寝具メーカーとして、素材やデザインなど、寝具としての性能には絶対の自信を持っていましたが、「そもそも良い眠りとはどのようなものなのか?」という疑問があったといいます。「祖父が綿布団を機械化し、父は羽毛布団の研究を重ね、日本の風土に適した寝具に育て上げました。そして私は“眠りの質そのもの”にも興味を持ち、快適な睡眠環境について研究をはじめました」と、岩田さん。そこで注目したのが「ふとんの中の環境」でした。

ふとんの中はもうひとつの部屋

室内で過ごしているときには快適なのに、いざふとんに入ると「なんだか寝付けない」と感じるときがあります。ふとんの中の温度と湿度を研究テーマとする岩田さんによれば、「温度が33℃プラスマイナス1℃の範囲、湿度が50%プラスマイナス5%程度」が理想的な環境とのこと。「室内の照明や香り、温度や湿度を整えても、肝心のふとんの中が暑かったり湿気が多かったりすれば、寝苦しいのは当たり前ですよね」という説明には説得力があります。つまり、「ふとんの中はもうひとつの部屋」だということなのです。

自分の好みで誂(あつら)える

では、どうすればその理想的な環境を実現できるのか。人は睡眠の前半で多く発汗するため、体温を適度に放熱しつつ、湿度も逃がしてくれる素材が良いとのこと。IWATAが推奨しているのが、天然素材を組み合わせた寝具。軽くて洗いやすい羽毛の掛け布団と、ラクダやヤクなどの放湿性が高い毛を使った敷き寝具の組み合わせは、快適な環境を長時間にわたって維持してくれるといいます。
「自然が生み出す素材は素晴らしい機能性を備えています。どんなに化学繊維を組み合わせても敵いません。好みの固さや汗のかきやすさ、暑がりや寒がりなど、体質や体格に合わせて敷き布団から掛け布団、枕まできちんと誂えてあげれば、一年を通して快適な睡眠環境が整います」。実際に購入者へアンケートを実施すると、多くのユーザーが睡眠の改善を実感しているといいます。

品質への飽くなきこだわり

オーダーした寝具はもちろん、IWATAの製品はすべて手作りです。熟練の職人が仕立てているため、打ち直しにも対応しています。さらに、羽毛の品質管理においては「岩田羽毛研究所」を設立。生産地で精製された羽毛をゴミまで含めて8種類に細かく分類し、品質と耐久性を守っています。「ここまで徹底して品質を管理することは、循環型の生産プロセスにも繋がっています。羽毛やラクダの毛を綺麗にする際に出るタンパク質などのゴミは堆肥に、工場は再生エネルギー100%の電力で稼働しています」と話すのは、事業部長兼工場長の米沢 拓也さん。気持ちよく作られた製品だから、気持ちよく使える。これからの時代、環境への取り組みも品質の一部といえそうです。

オーダーの前にまずはお試しを

実際の寝心地を試したい方は、京都、東京、神戸にある直営のショールームで体験することができます。多くのスタッフが「睡眠改善インストラクター」の資格を保有しているため、睡眠環境の課題などを相談しながら、自分に合った寝具を揃えてみてはいかがでしょうか。「しっかり食べて、ゆっくり眠る。そうすれば自然と朝は気持ちよく起きられるものです。“天人合一”という言葉がありますが、自然のリズムと自分のリズムを調和させて、心地よい循環を作ることが一番快適なのでしょう」と話す岩田さんも、はつらつとしています。

眠りは最高の投資

はじめてIWATAの寝具で眠ったのは、以前PTマガジンでも掲載した「art biotop」でのこと。あまりに目覚めが良くて、翌朝のジョギングでも身体が軽かったことを覚えています。そのことを岩田さんに伝えると「日本のスモールラグジュアリーホテルに採用して頂くことが多い」といいます。その後取材をした「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」でもIWATAの寝具が使われていました。旅を充実させるには「いかに熟睡できるホテルを見つけられるか」にかかっていると言っても過言ではありません。転じて人生の充実は、日々の快適な睡眠が重要になってくるといえそうです。人生の多くの時間を過ごすだけでなく、日中の活動にも大きな影響を与える寝具たち。こんなに心地の良い投資、他にはないかもしれません。

IWATA

<寝具御誂専門店IWATA 京都本店>
〒604-8182 京都府京都市中京区堺町通三条上ル
TEL:075-241-2332/FAX:075-241-2335
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日 夏期・年末年始

<寝具御誂専門店IWATA 東京>
〒163-1005 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー内リビングデザインセンターOZONE 5階
TEL:03-5989-0838/FAX:03-5989-0839
営業時間:10:30~18:30
定休日:水曜日(祝日除く) 夏期・年末年始

<寝具御誂専門店IWATA 神戸>
〒658-0051 兵庫県神戸市東灘区住吉本町2-20-26(WISH内)
TEL:078-856-3011/FAX:078-856-3011
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜日・水曜日 夏期・年末年始

※営業日・営業時間には変更が出る可能性がございます。詳しくは下記サイトもしくは、店舗までお問い合わせください。

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