ヒマラヤの麓から届く
SANCHAI PEANUT BUTTER
サンチャイ ピーナッツバター
ヒマラヤの麓から届く
SANCHAI PEANUT BUTTER
サンチャイ ピーナッツバター
サーバーメンテナンスのため、2021年10月27日(水)AM5:00〜8:00の間
PT MAGAZINEはご覧いただけません。ご了承ください。

「ヒマラヤの麓から届くピーナッツバター」という響きには、素朴な味わいをイメージさせるなんとも不思議な魅力があります。決して豊かとはいえない大地で、黙々と作り続けられてきた小粒なピーナッツ。近代化から取り残されていたことで、素朴ながらも豊かな風味を私たちに届けてくれます。ネパールの小さな村に希望をもたらした「ミトチャ(ネパール語で“美味しい”という意味)」なピーナッツバター。現地で自らブランドを立ち上げた仲 琴舞貴(なか ことぶき)さんにお話を伺いました。

その味は、どこから来るのか

そのピーナッツバターを味わうと、“きなこ”のような懐かしい香りと濃厚なピーナッツの風味が強烈に印象に残ります。ホテルの朝食で出合ったなら、シェフが素材からこだわり抜いた手作りのものだと思うでしょう。それほどに、芳醇な味と上品な塩気、かすかなスパイスの香りは洗練されています。シンプルで品の良いパッケージには、「SANCHAI NATURAL PEANUT BUTTER」と「MADE IN NEPAL」の文字。目から入ってくる文字と、舌に残る贅沢な後味のギャップに、一体どのように作られ、誰が日本まで運んできたのか、興味が湧いてきます。

近代化から取り残されたコタンの村

ヒマラヤ山脈の麓、インドとチベット自治区に挟まれた世界屈指の山岳国家ネパール。宇宙から夜の地球を撮影した画像などで、広大な暗闇が広がっているエリアといえばイメージしやすいかもしれません。そんなネパールの東側にあるコタン郡(Khotang District)に小さな村があります。環境汚染や公害とは無縁なその場所では、古くから「ローカルピーナッツ」と呼ばれる粒の小さなピーナッツが無農薬で栽培されていました。「SANCHAI(サンチャイ)」は、その特別なピーナッツを使って丁寧に手作りされています。

幸せな暮らしを守れないか

日本から遠く離れた小さな村で作られるピーナッツからSANCHAIを立ち上げたのが仲 琴舞貴(なか ことぶき)さん。珍しい名前もさることながら、朗らかな笑顔が印象的です。
「はじめてネパールを訪れたのは2016年のことです。当時はIoTのベンチャーで正社員として働いていました。そのIoTのプロジェクトを実施するために、コタンを訪れたのです。同時に、その村でピーナッツが栽培されているものの、あまり活かされていないという現状を知り、どうにか活用できないかと考えました。現地の農家のおじさんが『ここは本当に素敵な場所でしょう。私はここで生まれ育って本当に幸せなんだ。でも、ここは働く場所も教育機関も十分ではないから、子供たちはここを去って行かなければならない。みんなこの村を愛しているから、ずっとこの地で一緒に暮らしていきたいのに』と話していたことが印象に残りました。決して便利とはいえない環境に対して、幸せだと胸を張って言えることって素敵だなと心から思いました。そこで、この場所にピーナッツバターの工場を作ることで、幸せな暮らしを守れないかと考えるようになったのです。あの言葉がブランドを立ち上げるきっかけになり、そこで働く女性達の笑顔がいまの私の原動力になっています」

現在、仲さんが立ち上げた工場には11名の女性が勤めており、誇りと希望を胸に働いているといいます。

眠っていた宝物

2017年まで電気も通っていなかった村には、思いがけないポテンシャルが秘められていました。
「この環境はネガティブにとらえられがちですが、結果的に手つかずの自然と無農薬の土地が残されていました。そもそもピーナッツはオレイン酸やリノール酸という最近注目を集めている良質な油脂も豊富で、血糖値の上昇を抑えるGI値も低い食材です。粒が小さいため効率的な作物とはいえなかった固有の品種『ローカルピーナッツ』は、品種改良されていなかったことで通常のピーナツに比べて1.3倍もタンパク質が多く、低糖質なことが分かりました。しかも風味が豊かで味が濃く、美味しい。まるで時代に取り残された宝物みたいな素材だったんです。資本主義や近代文明が届かないことで、相対的に価値のあるポテンシャルが残されていた。インターネットには出てこない、足下に存在する本当の価値。これは豊かさの本質を示唆している気がしました」

まだまだ広がるポテンシャル

SANCHAIのピーナッツバターは、ブラウンシュガーの入った「ノーマル(有糖)」と「シュガーフリー(無糖)」の2種類。濃厚な風味に奥行きを与えているのが、ヒマラヤ岩塩とオーガニックのブラウンカルダモン。素材としての魅力に、プロも注目しています。資生堂が手掛ける銀座のレストラン「FARO(ファロ)」では、ビーガンコースなどにSANCHAIのピーナッツバターが採用されました。また「El Bulli(エル・ブジ)」をはじめ世界中のレストランを渡り歩き、近年は「アマゾンカカオ」を広めた料理人、太田 哲雄さんとも「カカオナッツペースト」を開発。その味と素材のポテンシャルは、まだまだ広がりを見せていきそうです。

幸せのお裾分け

いま、良いものを求めているひとたちは、自然なものや丁寧なものへと回帰しています。便利なだけが豊かさではないことを知った私たちにとって、天然であることや作り手の温もりを感じる仕事は「高級」や「一流」と同等の意味を持ちます。農薬が使われたことのない大地で育ち、手間暇を惜しまずに作られたピーナッツバターの味は、合理化と効率化に冒された“近代人”だからこそ、いっそう豊かに感じるのかもしれません。「幸せな人が作り、それを手にした人が幸せになる。その事実が、また人を幸せにする。私の会社が生み出す価値はそういうものでありたいと思っています。ピーナッツバターはあくまでその装置のようなものかもしれません」と、仲さんは笑顔になります。
ピーナッツの選別や皮むきまで手作業で作られているピーナッツバター。丁寧なハンドクラフトが、美味しさのもうひとつの秘密のようです。ファーマーズマーケットやイベントなどへの出展をきっかけに、虜になる人がじわじわと増え続けるSANCHAI。ぜひ「ミトチャ」な味で「サンチャイ(ネパール語で“元気”という意味)」になってください。

オンラインショップ

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https://sanchai-gift.shop-pro.jp