「唯一無二を愛でる」唯一無二のホテル
MUNI KYOTO
「唯一無二を愛でる」唯一無二のホテル
MUNI KYOTO

京都の魅力は多彩だ。古刹をめぐり、仏像と出合い、庭園を愛で、歴史的な建築美に酔う。戦国時代の史跡には事欠かず、幕末維新の歴史の跡も昨日のことのように生々しい。それでいて、何度訪れても、いつ訪れても飽きることがないのは、全体にどこか雅な雰囲気をただよわせているせいか。とりわけ、洛西の嵯峨嵐山は、四季折々の美しさで多くの人を魅了する。そのシンボルともいうべき渡月橋のすぐ近くに2020年8月1日、グランドオープンしたのがMUNI KYOTO。「唯一無二の景色」がコンセプトのラグジュアリーホテル、全21室である。

千年の都、古都の風景に溶け込む

京都の嵯峨嵐山・渡月橋のあたりは、かつて平安貴族が別荘を構えたという名勝地。大堰川(おおいがわ)の上流、保津川の舟遊びや、渡月橋から南の桂川のゆったりした風情が好まれたという。春にはのどかな山桜、夏の深い緑、山一面を赤く染める秋の紅葉、さらに、冬には凛とした空気が張りつめる冷涼な景色。くっきりした四季の移ろいは、自然とともに生きた古人に、確かな暮らしのリズムを刻んだことだろう。大堰川を悠然と泳ぐ鯉の巨大さに、この地の大らかさと豊かさを思う。心休まることのない都市から少し離れて、山と橋と川の織りなす雄大な景観に癒やされるのは、今も昔も変わりはなさそうだ。そんな古都の風情にしっとり溶け込むように、MUNI KYOTOはたたずむ。

「間と余白」のミニマルな空間構成

外観の「和」のたたずまいとは対照的に、内部は無駄な装飾を省いたミニマルなデザイン。エントランスからロビー、レセプションへの動線は、プライベートな別荘感覚。枯山水の内庭もモダンなアレンジで、心が洗われる。天井の高い客室は「眺め」を第一に考えられた設計。入り口の手前側に水回りやクロゼットを集め、ベッドスペースの先にリビングルームを設けて、窓いっぱいに嵐山の景観や水庭のせせらぎを楽しめるようにしている。空調は、風の熱や冷風を使用しない「床冷温輻射システム」。冷暖房の音がなく、自然な空気に包まれた感じ。よく見ると、ベッド側の壁面はイタリアの「スタッコ・アンティコ」仕上げ、テレビ側の壁面は「漆喰」で仕上げてある。同じ白でも、タッチが微妙に異なる。「和」と「洋」が微妙に調和しながら、ゆとりの間(ま)と空間の余白を生み出している。

心と身体を調律するスパ

客室でくつろいでいると、いつまでも目の前の景色を眺めていたくなる。夢窓疎石が開いたという古刹・天龍寺や、縁結びの神様として女性に人気の野宮神社、そこに至る深々とした竹林など、散策も楽しいが、テラスでのんびりワインを楽しむのも魅力だ。いや、その前にせっかく自分のためにつくった時間、「MUNI SPA」で心と身体を整えておくのも悪くない。MUNI SPAでは、嵐山のその先にある静けさを香りで表現したオリジナルのバームを使用している。これは、水尾の柚子と北山杉の精油をブレンドしたもので、気分がしっとりと落ち着く。スイスのエイジングケアブランドVALMONTのフェイシャルケアを目的に訪れる女性客も多いという。ガラス作家・イイノナホさんのガラスアートが生み出す柔らかな光に包まれてのオールハンドのスパトリートメントは、MUNI KYOTOの記憶を一層、印象深いものにしてくれることだろう。

「MUNI ALAIN DUCASSE」と「MUNI LA TERRASSE」

MUNI KYOTOは、オープン後わずか数カ月で「ミシュランガイド京都・大阪+岡山2021」の「4パビリオン」を獲得している。パビリオンはミシュランガイド・ホテル部門の評価基準。1つから順に、適度な快適さ・快適・非常に快適・最上級の快適さ・豪華で最高級、を示しており、MUNI KYOTOは「最上級の快適さ」を認められたことになる。ホテルとしては「豪華さ」よりも「居心地の良さ」を求めていたので、パビリオンマーク4つは驚異的。その高評価の一端を担ったのがレストラン「MUNI ALAIN DUCASSE」と「MUNI LA TERRASSE」であることは容易に想像がつく。MUNI KYOTOの「食」は、フランス料理界の巨匠アラン・デュカスが設立した「デュカス・パリ」が担っており、その水準の高さは群を抜いている。

「美食の館」を担うユーグ・ジェラール

「優れたホテルは朝食がすばらしい」といわれるが、MUNI ALAIN DUCASSEのシェフ、ユーグ・ジェラール(Hugues Gérard)が手がけるMUNI LA TERRASSEでの朝食は、まさに感動もの。黄身がとろけるポーチドエッグの滑らかさ、長野県産スモークサーモンの艶やかさ、クロワッサンのパリッとした香ばしさとブリオッシュの上品な味わい……どれも記憶に残る逸品。「コンテチーズとベーコンの目玉焼き」といった何気ないメニューの一皿にも、つい目が釘付けになる。それほど美しい。MUNI KYOTOを「アラン・デュカスのオーベルジュ」と思い込んで神戸や大阪からやってくるお客様もいるそうだが、当たらずといえども遠からず。デュカス・パリによる「MUNI LA BOUTIQUE」の焼き菓子やチョコレートとともに、MUNI KYOTOは「美食の館」でもある。帝国ホテル出身の総支配人・石川眞大(まさひろ)さんは「唯一無二のロケーションにある唯一無二のホテル。新たな嵯峨嵐山をぜひ体験してほしい」と自信のほどをのぞかせる。

「福田美術館」と「嵯峨嵐山文華館」

MUNI KYOTOは、2019年10月にオープンした福田美術館と、通りを隔てて隣接している。オーナーはともに、アイフルを創業した福田吉孝さん。館長は福田さんの長女、川畑光佐さんが務めている。「会社を上場したとき、両親が上場益を社会に役立てたいと考えた」のが美術館をつくる動機だったという。そのため「個人的な好みは入れず、誰が見てもわかる評価の定まった名品を中心に、15年をかけて約1,500点を収集、開館に備えた」そうだ。俵屋宗達、与謝蕪村、円山応挙、上村松園、伊藤若冲といった、京都にゆかりのある著名な作家の作品を中心に構成している。川畑さんは、任天堂の社長を務めた故・山内 溥さんが手がけた「嵯峨嵐山文華館(旧・時雨殿、運営/公益財団法人 小倉百人一首文化財団)」の館長も兼ねている。MUNI KYOTOには、こうした文化施設をゆっくり楽しんでもらうための宿泊施設という意味合いもある。

嵯峨嵐山の文化のために

「父は幸い手がけた事業に成功しましたが、それまでには随分、多くの人に助けられたそうです。両親には、その恩に報いたいという思いが強く、それが美術館やホテルの建設に向かわせたようです」と川畑さん。両親の夢を叶えたいと、川畑さんは子育ての傍ら、ほぼ10年がかりで美術品の収集や学芸員の勉強をし、開館に備えたという。ホテルのすぐ近くに茅葺き屋根の古民家を改造したベーカリーカフェがあるが、こうした嵐山に残る古い建物のリノベーションを通じて「地元の活性化のお役に立ちたい」という。 文明は一晩で人の暮らしを変えることがあるが、文化は数百年単位でしか育たない。しかも、消え去る時は一瞬だ。「100年続く美術館が夢」という川畑さん、唯一無二のMUNI KYOTOとともに、いつまでも千年の都の一助になっていてほしいものだ。

ご優待

1室に1セット、MUNI LA BOUTIQUEの「ガトー・ド・ヴォワヤージュ(焼き菓子)」の詰め合わせ(3,000円相当)をプレゼントいたします。

[対象条件]
ご予約の際に、PTマガジンを見たとお伝えのうえ、対象カードで支払いするとお伝えください。
お支払いには対象カードをご使用ください。
(WEBでご予約の際には「お問い合わせ・ご要望を入力」欄にご記入ください。)

[対象期間]
2021年5月31日(水)まで

対象カード

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
MileagePlusセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
freeeセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
全弁協セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
CPAセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
へきしんセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
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MUNI KYOTO

京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3番
Tel. 075-863-1110
宿泊費:75,900円(税込)〜
※上記は、1泊・1室2名様ご利用時料金となります。4名様まで宿泊可能なメゾネットタイプもございます。
※詳しくは、上記お電話番号にてお問合せください。

https://muni-kyoto.com

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